2030-12-24

きっと



きっといつか、おそらく何百年か後のこと。
インターネットは想像もできないくらい進化してしまっているけど、人類在る限り健在だと思うんだ。そうするとね、未来の考えられないくらい膨大な容量のサーバクラスターの中に、果てしなくクロールやミラーリングを繰り返してコピーされた過去のコンテンツの残滓が澱のように沈殿するに違いない。
数百年後の世界では、そうした古いデータはとても貴重なので、考古学のようにそれらのデータを発掘して研究する学者なんかが存在したりするんだ。
昔あなたが初めて作った全部センター揃えのしょっぱい趣味の「ホームページ」から、生々しいSNSのやりとりまで。サルベージされたデータを眺めて未来の人は「昔の人も大して変わらんのだなあ」なんて思ったりするのかもしれない。
たぶんその中には痛いネトゲ日記みたいなものもあるし、誰かがFrickrに上げたSLのスクショなんかもあったりする。SLだって「ああ、これがフルダイブ仮想世界のそもそもの元祖だったのか」なんて過大評価を得ることになるのかもしれない。
つまりなにが言いたいというわけでもないのだけれど、頭の片隅でそういうことを考えながら今日も飽きずに、私は割と元気にPCの前に座っているのです。
こんなことがいつまで続くのか私にもわからないし、何百年後にはもう私たちはいないけれど、どうかあなたの今日のバーチャルライフが実り豊かなものでありますように。

では今晩のところはおやすみなさい。











2019-10-11

終章 5分後の世界


こんにちはうさ子です。

いま私の横では女子高生コスのアガットさんが超絶下手なリコーダーで「蛍の光」を演奏中。つっかえたとこでやめて、また最初から再開するのでいつまでたっても終わりません。成り行き上、見守らざるを得ない私としてはたまったものではありません。いいかげんにしてほしい。とはいえ、この島で暮らし始めて早5年。さすがに今日が最後だと思うと感慨深いものがあるに違いないのです。
傾き始めた午後の日差しの中、私は諦めて日傘を畳みました……

アガットさんと知り合ったのは3年くらい前のことでした。
こんなわけのわからない世界に放り出されて途方に暮れている私にここでの暮らし方や生きていく術をを与えてくれたのが彼女です。足を向けて寝られません。
確か残業後にタクシーを拾おうと外苑西通りに身を乗り出したらそのまま前方不注意のトラックに轢かれたはず。なのに気が付いたら無傷でここにいたのでした。
ははーん、これがいわゆる異世界転生ってやつだな? 
やってたゲームの中に転生しちゃう系だなこれ。
でもね、だからこそほんとに困ったんですよね、このゲームみたいな世界には。
だってここには冒険者ギルドもないし、魔法もチートもレベル上げも無い。
ただただカオスで世知辛くて、目的も何にも無い世界だったんですから。

途方に暮れてアキバのカオスな街で行き倒れていた私に、謎のうさみみヘッドホンの人が声をかけてきました。それがアガットさんと私の最初の出会いでした。
なんでも遠い南のほうの島でずっとお店をやって暮らしている人なのだそうです。
「居候の一人くらいはどうにでもなるから」と、遠慮する私を半ば強引に連れ帰ってくれたアガット氏。今考えると便利な働き手が欲しかっただけに違い無いのでした。

彼女が作る謎の家具とか変な服、変な建物。
塗装の下地作業とか縫製とか、まあいろんなお手伝いをしました。働かざるもの食うべからず。それはそれで楽しかったのです。「これからは飲食だ!」とか突然思い立ってカフェで働かされたりもしたのも今となっては良い思い出。
親切な近所の友人や、楽しいお客さん(たまに変な人もいましたけど)に囲まれてそれなりに充実した毎日。
漠然とそんな日々がず~っと続いていくような錯覚に陥っていました。

「うさ子、ちょっと話があるんだけどいい?」
ある日のカフェの店じまい後、彼女がそう切り出しました。
予感はなんとなくあった。そうあったんです!
ここは余生(secondlife)の世界。でもいまの私たちはなんか違うな~って。
なんとなくだけど、こういうことではなかったはずなんですよ。

「……とりあえず今のお店はいったん畳んで旅に出ようと思うんだけど」
うさ子はどうする? 読めない表情の目の奥で彼女がそう言ってる気がしました。
漂泊の思い止まず。
そんなの答えは一つに決まってるじゃないですか。


思い出のお店を取り壊す前日。
なんとなく二人でお店の前で佇んでいました。
そして冒頭の「蛍の光」に至るわけです。
だめだこの人、壊滅的に音楽的センスが無い……。
アガットさんがふと謎の演奏を止めます。
「Five minutes afterってどういうことかわかる?」
「あ、はい、村上龍の『5分後の世界』にインスパイアされたんでしたっけ? でも文法なんかおかしくないですか?」
これは本当は言ってはいけないことなのです。アガット氏の機嫌を損ねます。
でも最後の日だからまあいいよね。
「5分後の世界って結局平行世界の話でしょ? 
私もうさ子もまあいわば平行世界から来たわけで」
……言っていることはよくわかりませんが、
言わんとしていることはなんとなくわかるのです。

たぶん分岐したたくさんの平行世界=選択肢の中でなにも見失わないように。
なにかあってもまたここに帰ってこられるように。
「目印みたいなものだよ、ここは」
じゃあ壊しちゃったらダメじゃん!?
「目印はお店そのものじゃないんだよ、たぶんね」
そうですね、たぶんここでの縁や繋がり、そういったたくさんのもの……。

私はいくつもの世界(ゲーム)を旅してきた。
思えば遠い別の宇宙での惑星開発から始まった旅だったはず。

「さあて、これからどうしましょうか?」
私は彼女のリコーダーをさっと奪い取ってしまいました。
「とりあえずはどこか他の土地でも探そうよ。
でもその前に今夜は祝杯を上げにいこう? 何の祝杯かはわからないけどさ」
そして私たちはいつものように笑い合いながら
島のワープゲートに向かって歩き出しました。


Restart of five minutes after
<完>

2019-09-16

渚にて

波はこの入り江の海岸線から少しずつ砂を削り取り、やがてこの島そのものをを無かったことにしてしまうだろう。だから私はこの美しい砂浜に巨大なテトラポッドを置くことにした。私の持てる全てを投げ打って無数に。私はあれから毎日テトラポッドを海岸線に積み重ね続けた。
そのおかげでこうしてかろうじて小島は守られたけれども美しかった筈の海岸線はテトラポッドだらけで台無しになった。だからもう素足で波と戯れることはできない。

2019-09-15

素プリム2019


ふとノーズピアスしたら良いんじゃないかなと思って、探しに行ったらイメージしたものがありませんでした。欲しかったのは小鼻に装着するリング状のノストリルとかいう種類のやつなんだけど、牛さんの鼻輪みたいなやつとか、チェーンついてるデコラティブなのしか見つからんかった。ひとつだけ、お、これは?みたいなシンプルなやつがあったけど、ただの輪っかのくせに300L$超えてる!
ちゃんと探せばいくらでもあるんでしょうけど、ここで心折れました。ただのトーラスだったらメッシュじゃなくてもいいじゃん!もう素プリムでいいじゃん! で、実際に作ってみたら遠目にはわからんですよねもうwwwww
テクスも前作ったなんかのやつを流用してごまかしてます。作成時間5分。冗談でPOPを作ったら無駄にアンニュイでキラキラした感じになってしまったので店に置きました。素プリムなのに……だめよなこれ。ほんとだめだとおもうけどもう置いたし無意味にに6種類入ってて草生えるw
ほんとすいませんした……

2019-02-01

Mixxx+DJ2GO2


学生の頃バイトしていた雑貨屋さんは1フロア上でカッフェーの営業もやっていました。(どっちかというとそのカフェが好きでそのお店で働き始めたのです)お店にはいつもオーナーのお友達の選曲家がセレクトした素敵な音楽が流れていました。

SLのカフェごっこでやりたいことのひとつがまさにそれだったのですが、ずっと音の流し方がわかりませんでした。最初のうちは良さげなネットラジオを流したりしてお茶を濁してましたが、そうそう良さげなストリーミングも無いものです。
試行錯誤の末、最近ではMixxxというフリーのDJ用ソフトと、と小さいDJコントローラ(DJ2GO2)で好きな音を流すようになっています。たまにビートマッチングの練習などをして遊んだりもしていて、ぶっちゃけ楽しいです。音源は一般に流通しているものは殆どなく、SoundcloudやBandcampで見つけたFuture bassやFuture Funkなどが中心です。ネットの世界には本当に豊かな音楽の才能と鉱脈があって、それを見つけるのがとても楽しい! ただちょっと独特すぎるイミフな選曲なのと、そもそもジャンル自体がマイナーなので、誰もお店でちゃんと音楽聴いてくれてないんですよね~・・・・・・
そもそもが自己満足でしかないのでどうでもいいっちゃいいんですけども・・・・・・

2018-12-22

おみせやさんごっこ


今でも覚えているのは、幼稚園の年長さんのときに全幼稚園を挙げて行われた大規模「おみせやさんごっこ」の信じられないくらいまでの楽しさである。
厚紙で作られた硬貨を貨幣経済のベースとして、いくつかの店舗(商品は工作という名の手工業形態によって園児の労働で生産された)と郵便局までをも含む幼稚園校舎全域に広がる一大経済圏としてそれは運用されることとなった。
現在に至るわたしの経済原則の初期概念はここで獲得されたものだ。故に大人になった今でも複雑な経済に関しての知識はほぼない。
残念なことに、この夢のようなおみせやさんごっこは在園中に1度開催されただけであった。たぶんあれは先生たちの負担が半端なかったはずだったのだ。そんな事情がわたしにわかるわけもなく、またいつかあの夢のようなおみせやさんごっこが開かれるのを心待ちにしていたのである。
その後、わたしは生業として「おみせやさん」になることはなかった。
ネトゲのロビーでサロンのようなものを勝手に開催したり、MMOの舞台装置として存在する酒場のような場所でおみせやさんごっこをすることを代償行為として行ってきたのみである。
SLに出会ってから今に至るまで、長い期間にわたっていろんなことがあったけど
それでもまだやめていないのは、SLが「おみせやさんごっこ」をするのに最高のプラットフォームだったからであるような気がしてなりません。
それにつきあわされるカフェの常連さんたちには本当に心から感謝しています。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。

うさこ店長



2018-12-21

Manga mesh head


ドールみたいなアバターを作りたいと思って買った6dooのManga head。いろいろいじって遊んでたのですが、ついにわりといいんじゃないかなと思うに至りました。スキンもいいかんじのがあって一気に解決したかんじ。目はどうしたらいいかわからんので、ドールアイっぽいめんめんをメッシュで自作しました。(睫の反射まで描いてみたぜ! 見えないけど)あとオレンジっぽいチークが合う気がしたのでそれも自作。最後にリアル方向の中太眉を作ったら完成かな・・・・・・? しばらくはこれでいいかなと思ってます

2018-09-15

つくったもの




















                                                                                                                          とりあえず今回カフェごっこをするために作って、そこから販売まで漕ぎ着けたものです。前は新しくつくるとそのたびにここに載せてたのですが、いまさらなのでまとめてご紹介させていただきます。いまさら新しい技術を習得するのもしんどいので、ブレンダーとフォトショだけでできることを細々とやっているかんじです。とは言えなんだかんだで結構作ってるな……。ミナルーシュのお店に現物を置いてありますので、もしご興味あればぜひ見にきてやってくださいませ

2018-08-24

最果てのカフェの進歩と終焉の記録


SL内カフェ(しつこいようだがこの世界におけるカフェとはなんなのか)を再オープンして数ヶ月。遅々とした歩みではあるものの、自ら空間を作り、家具什器類を作り、調度を整えて、最後に後回しにしていた建物のマテリアルを作成したのです。このテカり具合、なかなかよいのではないかなどと悦に入っている矢先、土地の賃貸トラブルでとりあえず店を閉めねばならないことになりました(白目

新しいお友達や常連のお客さんもできて、最近またちょっとSLが楽しくなっていたのでちょっと残念なんだよなあ。あと誰も聞いちゃいないんだけど、常にFuturebassとかVaporwaveをかけてるほぼ唯一のSLカフェ的な施設という自負もありました。チャットばっかで誰も聞いちゃいないんだけどな!
まあ引っ越せばいいだけなんですけど土地探しめんどい。さてどうしたものか……

思えばカフェごっこを始めて結構経ってます。最初のうちは純粋にお店ごっこを楽しむという感じでした。慣れない小娘がなんとかお店をやっているロールプレイみたいな。でもだんだん化けの皮は剥がれてきて、いまでは無駄によく喋るシュール系お笑い喫茶みたいなことになっています。ずっと何か作ってはお店で売りさばくという遊び方でしかSLをやってこなかったので、コミュニケーションツールとしてのSLの遊び方はカフェごっこに教えてもらった気がするんですよね。
現在のSLの日本人ユーザーは正直他のネトゲの人たちと比較しても、癖のある人がものすごく多いです。えっマジなの?とか思うこともわりと日常茶飯事です。あとリアルスキルがバーチャル空間でのスキルに直結してるかんじなので世知辛い。とてもじゃないけどリアル知り合いとかにはおすすめできん! あと、間口が広くて自由度が高い分、いろんな人が来ちゃうので異文化との衝突と摩擦という現象が発生します。それでも選択と集中の原則に従い、だんだん似た価値観の同じ文化圏の人たちが集まってくることになるわけです。だんだんいい感じに仕上がってきやがったぜ、と思っていたのになあ……。
正直、ここまでメッシュで自作してお店ごっこやってるところは多分他にないお?wwwwww自分でも馬鹿だな~と思うけどw

とりあえずお店は継続したいので土地探しの旅に出ることにします。建物とかもやっと仕上がりつつあったので多分変えずにこのままこれが置ける土地を探すことになると思います。
ではまた近々お会いできるその日まで。
おやすみなさい。

mameyudoufu "awa"
https://www.youtube.com/watch?v=oJGbJ3ujnIY

2018-07-30

別垢の効用


Agatheでインすると、作業をしなきゃいけないとか、お客さんからIMが来てるかもしれないとか、まあいろいろあるわけです。家賃の支払いとか、マヌケな大家との罵り合いとかもありますし、お店どうしの付き合いみたいなものもあったりするわけです。それが煩わしいというわけでもないのですけど、別垢だとそういうのはないのでとても気楽で開放感があります。そうこうしているうちに別垢のほうでできたお友達も増えてきて、もはやAgatheでインすることが減ってきました。元々誰かを謀ろうとか悪事に手を染めようと思って別垢を作ったわけではないので(笑)メッシュのボディーパーツ類からスキン、メイク、シェイプに至るまで全く同じ姿ではあるのですが、とにかく気楽です。
そもそも別垢ってリンデン的にはどうなんでしょうか? こないだ送金したはずのドルが口座に入ってないトラブルが発生したのでサポートとやりとりして、そのなかで「もし別垢あるなら教えてくれ」とかも言われたので伝えたのですが、それについてはどうということも無かったのですよね。おそらく、良しとしているわけではないけれども成り行きで黙認してるかんじなのでしょうか。(リアルマネー兌換な以上、ロンダリングなどの問題も発生するので、そこだけは気をつけてるのかもしれません)
それにしても不思議なのは、全く同じシェイプで同じスキンなのにもかかわらず、ちょっと違って見えるんですよねこれが。Agatheはお金にしっかりしてそうな雰囲気なのに、別垢ちゃんはちょっと雰囲気が柔らかいです。先入観を投影しちゃってるからなんでしょうけど、私からは明らかに違って見えてちょっと不思議です。

2018-04-29

Aurora rising Panoramic sound Show


カフェのもろもろがとりあえず整いつつあるのに比例して何故か客足が少なくなっている今日この頃、みなさんお元気でしょうか。とはいえリピートしてくださるお客さんや、webを見てご興味を持っていただいた方なども結構いらっしゃって、なかなか楽しくお店ごっこをさせていただいております。
今回第三期のcafe SAIHATEでどうしてもやりたかったのが音楽のストリームでした。開店してからお客さんにいろいろ教えてもらって、なんとか音を出せるところまで漕ぎ着けました。1ヶ月25L$という謎の低価格レンタルshoutcastサーバも見つけて、現在はお店を開けるときには必ず音楽を流すようにしております。
というわけでフライヤーを作ってみました、せっかくだから。今後usaco店長が音楽をかけると自動的に”Aurora rising Panramic sound Show”というイベントになります。たとえお客さんが一人だとしても!
オーロラ・ライジングというのは女児向けアニメ「プリティ・リズム オーロラドリーム」に出てくる謎競技(フィギュアスケート+ダンス+歌+服のコーデみたいな)でのジャンプ大技の名称。で、ステージのシーケンスからそのジャンプに移行するときに満を辞して流れる華麗なBGMがあるのですが、それがこのイベントのイメージソースになっています。劇伴としてもとても素晴らしく印象的で記憶に残っていましたので、選曲をするときのテーマ曲として必ずかけることにしました。全く意味がわからないと思いますがご了承いただければ幸いです。ちなみに選曲はかなりカオスですのでご覚悟を。ただSL内でFuture Bassなどを中心ににした選曲のお店はあんまり無いと思います。まあつまり需要も無いということではあるのでしょうが・・・・・・

オーロラ・ライジングのテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=fWJiBZ67ync

2018-04-16

さいきんのかいもの


基本、catwa+Maitreyaという、長いものには巻かれろ的な選択が一番ラクで選択範囲も広いわけです。服を作る上でも、市場占有率No1のMaitreyaに絞ったほうがいろいろ良いのも事実でした。それにCatwaにはTalaちゃんヘッドがあるしね!
というわけで、他のメーカーのものとかちゃんと見ていなかったのですが、最近どうも6DOOのManga headがかなりいいのではないかと。
リアルとデフォルメの間くらいのイメージで、ドール的な造形が素晴らしいのです。久々にアバター改造に熱くなりました! 対応スキン・メーカーがが少ないのは残念なのですが、このヘッドにばっちりなドールっぽいスキンもあったんですよね~。さっそく、簡単なチークのアプライアを自作したりして遊んでます。
こんなにヘッドが可愛いなら、スキンなどを作ってみても楽しそうかも! などと身の程知らずに妄想してみる今日この頃です。

することがないならすることを作ればよいという話


することがないので、またお店(カフェ)を開くことにしました。
さいわい、服以外なら何か作ってもいい気分になってはいたのです。
ずっとSLで高解像度マイクラを楽しんできたわけですから、自分の趣味に染まった空間を作る箱庭遊びが楽しくないわけもなく、ぼちぼちと作り始めた内装やら家具やらが、ある程度揃い始めたところでオープンしてみました。
今回はなるべく自分で作るということを自らに課しています。
方向性さえ決まってしまえば、欲しいもの、必要なものがどんどん出てくるので、わりと楽しくお店を作れました。うさこカフェで必要な趣味に走ったものを自作し、それがアガットの店の商品にもなるという一石二鳥的なスキームも良いのです。しかもこういうかたちだと、自分のモチベーションだけで制作できるのが悪くないかんじ。とりあえずのところ、

・ヴィンテージ雑居ビル風店舗スカイボックス
・アンティークのアーチ型書棚(1870年くらいの仏製)
 と、そこに入る画集&カタログレゾネ
・既存カウンターの改修
・直菅式照明器具の改修
・スツール
・エスプレッソマシーン&コーヒーカップ
・ヴィンテージ・オーディオ機器(未完)

などをコツコツと作りました。今回はわりとがんばってるほうだと思います。
あと、Shoutcast serverをレンタルして音楽を流す試みなどもしてみています。

まあぶっちゃけあんまり人来ないんですけどね!(白目)
でもたまに来てくれるお客さんといろいろ話せて楽しいのも事実です。
万が一ご興味あれば、日本SLの交流関連デファクトスタンダード「すりんく」にてお確かめの上、お気軽にご来店ください。中の人が喜びます。
ちなみに開店はクッソ深夜のことが多いです。

http://stellavox.wixsite.com/cafe-saihate


2018-02-23

本来SLは本質的に気持ち悪いものだったと思う、今も。

SLは楽しかったし、いまでもたまには少しだけ楽しいし、素晴らしいクリエイターの素晴らしい作品や商品にはちょっとワクワクさせられる。
でもそれと同時に人間の想像力が無限ではないのだという現実を突きつけられる。
そして気持ちの悪い何かが常にその裏側に、いや見えるところ、至るところ全てに遍在している。デジタルでできたクリーンな仮想空間なはずなのに、たまにものすごく気持ち悪いものが見え隠れしているのはどういうことだろう。メインランドの荒廃した土地に立ち並ぶ原色で狂ったプロポーションの積み木や、生理的に嫌悪感を感じさせる崩れたバランスのアバターを見かける度に、神経を逆撫でされるようなおそましさに襲われるのはなぜだろう。
だからそれに抗うように、なるべく綺麗で愛らしい可憐なものが作りたかった。
でもその試みはことごとく失敗した。
だって絵すら描いたことの無いただの不器用な文系一般人だしね?

アカウント登録をして、初めてSLでリアルの友達と待ち合わせたのは世に言うSLバブル期の「じゃぱらんど」だった。そのあまりのひどさに友達と笑いあったものだったが、その稚拙さの裏に貼りつく妙な気持ち悪さに気がついてからはあまり笑えなくなった。
なんでも表現できる(本当はできないのだけれど)世界は本質的に混沌を呼び覚ます。そしておそらくは原初の幼児性のようなものを呼び覚ます。いい大人が子供に帰って異形の姿ではしゃぎまわる世界。
ホラー映画のステロタイプで、幼児性が恐怖に変換される文脈があるじゃないですか。幼児の描いた稚拙なクレヨン画が逆に凄惨な場面を演出する、みたいな。あれにすごく近い感じがして怖くなることがある。
あとあれだ。
昔のカメラ付ガラケーの写真をさらに圧縮したときに、物体のシャドーがものすごく汚らしく見えることがありましたよね。可愛いあの子がホラーに写るっていう。
あの気持ち悪さにこの世界は似てる。

だからFrickrでものすごく綺麗なSS撮ってる人とかは、そういうものと常に戦ってるに違いないと思ってる。そして勝手に味方を見る思いでシンパシーを感じている。これはたぶんエントロピーとの戦い。
彼我の差は等比級数的に加速している。状況悪すぎ。

どこかの天才がこのデジタル版「不気味の谷」を超克する日は来るだろうか?











2017-11-19

3歩進んで2歩下がる


インスタ始めて3日で挫折! こんばんわアガットです。
寒くなってきたので私としてはそろそろ「着る寝袋」を引っ張り出さねばならない季節なのですがみなさんお元気ですか?
ここしばらくSLでなにか作るのが再び楽しくなっているので、いろいろ作りかけては放置という流れが加速しています。そんな中、1年くらい前にモデリングだけして放置していたお洋服をリサイクルしています。確かZUCCaみたいなテイストの服を作ろうと意気込んだものの、途中からもうZUCCaとか関係なくなってきて子供服みたいになった挙句に、ブラウスと吊りスカートのレイヤード故にウェイト塗りに挫折したという経緯でした。(ていうか作る服作る服、意味としては全部同じじゃね?という気がしないでもないのですが)それがなんで再トライの対象になったかというと、PC内の整理してて、中身がなんだかわからなくて開いてみたらこのモデルデータだったんですね。せっかく開いたのでちょっとウェイト塗ってみたら、なんか普通にいけたのでそのままここまで来たと。
重なってるとこがどうやってもはみ出すので1度は諦めたのですが、たぶんスキルが少しだけ上がって不可能が可能になったようです。天才か!
ただ、作ってる途中にいろいろ思いつくタイプなので作業が遅遅として進みません。最初は無かったポケットをつけたり、リボンつけたり…。しかもすぐ飽きるので少しずつしか進まないから完成が一向に見えない……。まあ好きでやってんだからどうでもいいのかもう。一応進捗の記録としてSS撮りましたが、現状ではここからさらに数ヶ所改修した後に元に戻したりしてます。3歩進んで2歩下がる。
進んでるならいいのか。

え? 軍服ワンピですか? 
来年くらいにまた手をつけるかもね!

2017-11-09

うちのおみせのカウンターがわりとカオスな件


気がついたらプレイしてるネトゲの世界に転生してた! 的な、なろう小説ラノベみたいなことが起きたと仮定して、それが仮にSLだったら大惨事じゃないの? とか思わないでもないアガットですこんばんみ。
ブログもネトゲもわりと続けることに意義がある、そんなことを思ってまだ続けています。ちなみに私のリアルの知り合いで、FF11を誰とも交流することなく釣りだけ8年プレイし続けていた偉人がいます。まあこっちはSL10年だけどな!
10年もやってるといろいろ混沌としてきます。作業場とかはもうバーチャルゴミ屋敷みたいになってるんですけど、おみせのほうもいろいろおかしなことになっているんです。うちの場合もっとも顕著なのがカウンターまわりです。今回はここについて解説をしておきたいと思います。よく外国の方が頭の中「???」状態でこの前に立ち尽くしているのを見かけます。こういう人は大抵なにも買わずに30分くらい店内に立ち尽くしているだけです。帰れ!

●コスプレ服
初音ミクと「けものフレンズ」のサーバルちゃんの非売品コスチューム。どちらも未完成。発作的に作りたくなって勢いで作って放置するパターンです。キャラが好きで後先考えずに作るので売るつもりはないのです。完成に近づくと興味がなくなりますが、せっかくなので飾ってあります。オタクとかじゃないから!

●NO FUTURE BUT I HAVE PS4 NOW
Blenderを触り始めた頃、ちょうどプレステ4を買ってFallout4をやってたので作りました。当時の心の叫びです。まだレンダリングもまともにできてない頃のものなのでクオリティが低いですが売ってます。そしてたまに売れます。こんなの買ってどうすんだろう……

●こえだヘア
7~8年くらい前にスカルプで作ったズラです。1プリムです。一応売ってますがここ5年は売れたことがないです。しかもぜんぜんこえだちゃんっぽくない。

●かばんちゃんの帽子
この帽子に付着していた毛髪からかばんちゃんが生まれたんですね……

●ズラつきかぶりもの
いつ完成するんだろうなあこれ……そもそももう作業してないけどNE!

●Gravity Dazeのずさんすぎるパッケージ(素プリム)
いやほんとこのゲーム好き。狂おしいくらい好き。好きすぎてどうしていいかわからないので作りました。来年明けくらいにネットのサービス終了しちゃうと聞いて1日寝込んだ。

●レジ
カウンターだからレジ欲しいなと思ってたら友達がくれました。ちなみに友達は少ないです。ほぼいないも同然です。これはいいレジです。

●ひよこバッグ
祭りのために作ったものをいつまでも売っています。「作ったらなんでもかんでもとりあえず売りゃあいいんだよ!」という今はもういない友達の教えを守っています。台湾に行ったらこんなかんじのデザインのハンドソープを売っていたのでインスパイアされてつくりました。台湾楽しいよ!

●アガット音楽コーナー
ジャンルの偏りが異常。クリックすると聞けるようにしてありますが聞いている人はいないです。ちなみにおすすめは右上の「かめりあ feat. ななひら "NEKO*CHEF"」ですがなぜかチップチューンのremixバージョンに飛びます。オタクとかではないですが「ななひーです!」っていうのほんと好き。あとこの人、ロリ四天王の一人、通称「北のロリ」と言われているそうですよ! なんか超かっこよくね!? それにくらべたら他のDubとかわりとどうでもいい。

どう考えてもこれ、完全ガチオタじゃねえか!


2017-11-05

Avastar


うちのPCのAvastarの挙動がおかしくて悩まされてます。
そもそもがウェイト塗りまでをblender2.69で作業して、モデルデータを完成させた後に、2.7系統でCyclesでのレンダリングをするというへんなことをずっとしてきました。(2.7以降だとシェイプキーのエラーが出ちゃうとかなんとかで、それを回避するためでした)ところが最近、一度塗ったウェイトを再度開いて塗ろうとしてもできなかったりするという謎の現象が発生しております。Avastarのバージョンも確認して再インスコしたりしてるのですが改善しないのです。
実は別のHDDに過去のシステムがそのまま残っていて、そこにあるblender2.65+Avastar1.1.1010を起動すると完璧に作動しており謎が謎を呼びます。全く同様のバージョンをSSD上の現システムに構築しても上手く動きません。
今作っている上のコート的なもの(一時期話題になった軍服ワンピです)のウェイトは終わっているのですが、もうちょっとシワ彫ろうと思ってもsubdivideもsolidfyも効かなくなってて先進めない! おそらくは環境の問題なので人に聞いても解決しないし、そもそも友達あんまりいないし……。
そう、そもそもなんか人減ってる気がするんですよね最近!
総人口は変わらずなのかもですけど、日本の人がどんどん減ってる気がするな~。
もっとも増える要素も皆無なわけで。
メッシュのオブジェクトをそのままアップロードして、ゲーム的世界で売ったり買ったり使ったり眺めたり住んだりできるものが他に無いのでいまだにやってますけれども……。

そういえばSansarはどうなったんですかね結局。




2017-10-15

Studded Collar


amazonとヤマト運輸の決裂で実生活に支障きたしまくり!
こんばんわアガットです。ほんと困っちゃうワ~……
もう可能な限りヨドバシドットコムに切り替えてこうと思うの……
そんな中。なんで唐突に付け襟とか作ってんだよ、っていうツッコミは無しで。
なんかかわいいガチャの服セットがあったのでコンプしたわけだが(マケプレでな!)
たぶん作った人が最後に力尽きたらしくチョーカーだけが適当だったのだ。
きょうび実生活でチョーカーをする局面があるのかどうかよくわからないのではあるが、ここはインワ。首元を飾るなにかを自作する必要性に駆られたのは確かだった。困ったら自作、欲しくなったら自作。
アガットはもうずっとこうして暮らしてきたのだ。
そして完成したのがスタッズだらけの革付け襟というフェティッシュな謎アイテムである。
リアルでスタッズごっそり付いたベルトとか欲しいな~と思って、プライスみて仰天! その理由が今回わかっちゃいました。スタッズを手で1個1個つけてくの大変だわこれ。3DCGでも大変だったわ。むしろ3DCGだから? 
うさみみ以来、キラキラしたもの作るのが楽しくなったっていうのもありますが、わりといいかんじのスタッズになったんじゃないかと自分では思っとります。スタッズの種類が変わったり、XYZ軸ごとに任意のリサイズができるHUDも作りました。私の家賃の足しにどうかご購入いただけるとありがたいです。


2017-09-22

Usamimi Alice band


先日の「ひよこバッグ」に端を発して、いろいろ作りたくなってしまいました。
ワンピを作って、バッグも作って、ズラっぽいものも作って、アクセも作って、最終的にはコーデまるまるワンセット作りたい! という私にしては割と壮大な計画の一環としてまず、謎のうさみみアクセをリリースします。
今回のは金属+リボンというコントラストのあるマテリアルだったので、光沢や質感など、自分なりに楽しんで作れたと思います。あとせっかくなのでHUDもちょっと頑張って、いつものテクスチェンジの他にリサイズの機能を追加してるんだ! XYZ軸を任意に選択して拡大縮小できるので、アレンジもしやすいかと……。
店に現物も展示してあるので、ご興味あればぜひ!
カチューシャ的なものを英語でなんと言うのか改めて調べていたら、”Alice band”というのがあったので名前はそれにしました。だってKawaii感最強じゃないか!
まあ普通にSLやってる人にはいらないアイテムではあるんですけどね……。

2017-08-30

HIYOKO


SLの伝統として、どういうわけか空いてる土地にやぐらとか置き始めて祭りが始まるという意味のわからない遊びが定着していますがみなさんお元気ですか?
ご多分にもれず、わがミナルーシュも毎年そういう雰囲気になるのですが、今年はいつに増して祭りが本格的です。そもそもが人の土地なのに。
で、屋台に楽しげなフリーのものとかをみんなで置き始めたので、私も同調圧力に屈して作りました。
ひよこバッグ。
問題は他のみなさんがフリーでいろいろ置いてるのにも関わらず
これには値段がついているというところです。
50リンドル出してひよこバッグ買うか?という話ですし、そもそもなんでひよこなのか自分でもよくわからないです。よく考えたらあんまり祭りっぽくもないです。

ひよこグッズが好きで集めてるという奇特な人がいたら是非買ってやって下さい。
アガットの中の人が喜びます……。